【感想】翻訳フェスティバル「世界の名作への扉 2019」参加後記。

翻訳フェスティバル2019に行きました!

7/20に駐日韓国文化院で開かれた
「翻訳フェスティバル2019」を見に行ってきました。


おなじみの駐日韓国文化院


舞台は、2階にあるハンマダンホール。
映画や舞台、講演会など何度来たことか・・。



フェスティバルは、2部構成。
1部は、「名作はいつも新しい」と題し、各言語の翻訳家の方5人が
集まっての座談会形式での進行。

2部は、「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」
トークショー&授賞式でした。


行ってみようと思ったきっかけは、

1.翻訳にちょっと興味ある
(仕事で韓国語を翻訳する機会はあるけど、文学作品や映像作品の
 翻訳は、それとはまた違うものだから、どうやっているのか気になった)
2.できれば挑戦してみたい
(小さいころから、自分の名前を残したいという思いがあって
 まあそれがこのブログを8年もだらだらと続けられている理由でもあるけど
 その手段として、本や雑誌というキーワードはずっと自分にあった)
3.やってきたこと×やってみたいこと
(韓国ブログとしてスタートして、旅行のことなどをメインに書いていますが
 一応韓国語も今年10年目・・という節目ではある。
 それを励みに??今年から中国語に挑戦中(HSK2級まで挑戦済み!)なので
 語学というものは自分の中でやってきたこと。あとは、これでも文学部卒www
 なので、文学作品は自分のなかでもかなり重要な比重を占めていたりする)


この3点ですが、こういうイベントに参加したことがないので
どういう感じなのかなー?という興味が大きく参加。


1部、「名作はいつも新しい
阿部賢一さん(チェコ語)金原瑞人さん(英語)小磯洋光さん(英語)
河野万里子さん(英語・仏語)・斎藤真理子さん(韓国語)


場所柄や、2部のテーマもあり、韓国ばっかなのか??と思っていたら
他の言語を扱っている翻訳家の方が来ていて、興味ぶかかった。
特にチェコ文学なんて、今まで全然交わったことがなくて
『エウロペアナ』 の話を聞いていたら読んでみたくなった。


もらった年表は1900~2000年代の名著の数々。
特に英・仏文学辺りは日本でもかなり有名な作品が多くあるけど
チェコ文学、もちろん韓国・朝鮮文学も気になるー


最近話題になった『82年生、キムジヨン』
(その本の翻訳をしたのは、今回いらっしゃった斎藤さん!)
など、ちょっと前だと『痛いから青春だ』とかもそうかもしれませんが
韓国のアイドルや化粧品、食事とともに韓国文学ブーム!?
今後は、韓国のちょっと古い時代の作品も出版されるとのことで
原書と合わせて翻訳本も読んでみたいな~と思いました。


今回のトークでは、「詩」をテーマにしてかなり話が盛り上がっていて
たしかにトークの通り谷川俊太郎とか金子みすゞ、相田みつをぐらいしか
ぱっと思い浮かばないかもなあ~と思ったけど、すごく熱っぽく話しているのを
聞いて、詩の世界も奥深いのかもしれない・・と思った。


余談ですが、大学の時に詩を書く授業がありまして、題材に困ったわたしは
当時のアイドルヲタクの友人たちに聞いて、KPOPの日本語歌詞の
面白い所だけ抜粋しまくって一本の詩にしたら、次の授業の時に
なぜかその詩が優秀賞に選ばれてコピーされて配られた思い出・・・
詩の世界を愚弄しすぎたと反省・・・すいません・・・


また、詩の翻訳って、詩を意識していないからあまり考えたことなかったけど
映像作品や文学作品よりも文字が少ないから、より苦労するというか
作者の意図をより正確に把握しないと難しいよな~と思いました。


各国の歴史的事象がのっていて、それぞれの国ごとにわかれているので
『星の王子さま』が生まれたころに、日本は『走れメロス』『細雪』でたんだー
とか、『秘密の花園』のころ、『こころ』が発売したんだーとか。
どのように文学に歴史が影響したのかもわかりやすくなっていると思います。
この年表これからも大事にします。。(そして購入の参考にします。)


2部は、「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール
トークショー&授賞式

トークショーでは、出品者の訳の講評も。

そもそもこのコンクールの存在もこれで知ったぐらい()
なので、フィードバックを受ける意味あんまりないのかもしれないけど
普段ドラマとかテレビの訳なんでここまで絞ったんだろう?みたいな
理由も、なんとなく・・なんとなくだけどつかめたような気がした
(あくまでなんとなく)

誤訳は以ての外だけど(日本で放送してるバラエティは特にひどい・・
新造語や略語が特に多い韓国だから追いついてないんだろうけど・・)
意訳に関して言えば、作者がどんな意図をもってこの文章を書いたのかとか
もしかしたら作者のバックヤードも加味されるかもしれないし
ひいては、読者(この場合は日本人・日本語が読める人たち)の嗜好や
どうしたら意味の通る文章にできるかなども考慮して、翻訳するから
とても根気強い作業だけど、そこが使命や存在意義なんだろうなと思ったり。


特に昨今では、対中・対韓・対米・・・などなど
日本を取り巻く諸外国との関係性で、民間レベルではそんなことないはずなのに
一庶民に伝わる情報は、受け取り手がより興奮?するような
センセーショナルな文字や映像を流すものばかりで、これは正しい情報というか
ページビュー稼ぎ・視聴率稼ぎの、偏向報道が続いているという実感があります。


でも翻訳の立場って、互いにいいことも悪いことも意図をくみ取って
伝えることが必要だとわたしは思うので、その強い映像だけでなく
いい事も翻訳して伝えていかなきゃいけないですね。


・・・話外れましたが、今回の課題図書の訳が割れる部分を切り取り
どういう風に訳すればいいか、というような講評が聞けることって
コンクールではあまり聞いたことがないので、この回でもおっしゃっていましたが
参加することに意味があるというのは、納得感。


≪総括≫
翻訳って面白そう!!


そろそろ渡韓予定なので韓国の本屋さんで課題図書買ってみよ~!



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